今回もスパム対策プラグイン「Throws SPAM Away」をバージョンアップすることができました。
今回のアップデートでは WordPress3.8への対応確認と新機能の追加を行いました。
そこで、テスト中の設定+アルファを公開したいと思います。
まず、今までと劇的に違うのは、ブロックIPリストが劇的に少なくて済むようになりました。
なぜかと言うと、今回の追加機能「ダミー項目判定」でスパムプログラムによる投稿はかなりの確率で捕捉出来るようになり、結果的にはそれがほとんどだった・・・ということがわかったからです。
今までIPアドレスで抑えていたものが代替機能で包含出来たということになります。
では、解説も入れながら紹介します。
これから紹介する画像は「管理画面→Throws SPAM Away」をクリックしたあとの画面です。
新規追加機能その1「ダミー項目」は一番上に設定を設けました。
○人の目には見えないダミーの入力項目を作成し、そこに入力があれば無視対象とする
・・・って説明は長たらしいんですが、ようするにプログラムでスパムを入れてくるものに大変有効な機能です。
これはもちろん 「する」 です。
○日本語が存在しない場合、無視対象とする(日本語文字列が存在しない場合無視対象となります。)
これも 「する」 です。
思えばこの機能がこのプラグインの始まりでした・・・。
ただ、今回の機能追加が強力でこの項目を「しない」にしてもかなり防いでくれることも確認しています。スパムプログラムがいかに多いかということですね。
今回勉強になりました。
○日本語文字列含有数
この項目はデフォルトで 3 なのですが、私はなんとなく倍の 6 にしています。
意味はありません。ただなんとなくです。3より6のほうが2倍捕まえられるかなぁ・・・ってだけです。そんなわけはないんですがね(汗)
3以上なら任意でいいと思います。10文字以上だと自分も引っかかりそうです。
○元の記事に戻ってくる時間(秒)※0の場合エラー画面表示しません。
この項目は 0 だとエラー画面を表示しません。
ほぼ 0でいいと思います。
エラー表示することで「投稿できなかった」ってスパマーが判断出来ますから・・・人間なら・・・ですが。
○コメント欄の下に表示される注意文言
この項目はデフォルトで「日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)」という文言が入っています。
私はテスト目的で空にしています。
本来はお客様にわかりやすいような文言にしておいたほうが親切だと思います。
デフォルト値のままだと「Throws SPAM Away」をインストールしているということがわかる・・・かもしれません。
実際、「日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)」で検索すると「Throws SPAM Away」をインストールしてくださっている方がいかに多いかわかります。私にとってはありがたい話なんですが、一応推奨としては変更してください(笑)
○コメント注意文言の表示位置
上記のコメントの表示位置を設定します。
これはどちらでも構いません。
もともとはこのメッセージ表示タグを<div>タグで書いていました。
しかし、div だと影響が大きいというか、レイアウトがこれによって自由度が下がることが懸念されるため<p>タグに変更しました。
・・・と同時に場所が気に入らない場合もありますので2箇所から選べるようにしています。
○日本語文字列規定値未満エラー時に表示される文言(元の記事に戻ってくる時間の間のみ表示)
エラーメッセージどうしようかな・・・・というのが実はちょっと前からの懸念でもあったりします。
このメッセージもエラー表示秒数 0 の場合は表示されません。
それでこういったメッセージ欄をメモ代わりに使用していたこともあります。
NGキーワードの保存とかですね。
ちょっとカッコ悪(笑)
○URL文字列除外 設定
これは 「する」 にしています。
スパムの本当の目的は「困らせる」ことではありません。
リンクを貼りたいのです。なのでこの設定はキツければきついほどスパム投稿する意味が無い・・・はずです。
○する場合の制限数(入力数値まで許容):
私は3つまでとしています。
とくに数字に意味はありません。なんとなくです。
デフォルトのままです。
○URLらしき文字列混入数オーバーエラー時に表示される文言 (元の記事に戻ってくる時間の間のみ表示)
ここのエラーメッセージは遊んでいます。ホンジャマカってホントに最近ネタやってない・・・というか2人で出てる番組ある??余談ですが(笑)
元の記事に戻ってくる時間 0 なのでこんなもんです(笑)
<h2>NGキーワード/必須キーワード制御設定</h2>
NGキーワード・必須キーワード共に空です。
最近までNGキーワード設定していました。
あとの「メモ」に残っています。
これも「ダミー項目」のおかげで入ってきていません。
入ってくるようなことがあれば、「メモ」からコピーしてここに入れます。
それぞれエラーメッセージはもはや遊び場ですね・・・。
<h2>トラックバックへの対応設定</h2>
○上記設定をトラックバック記事にも採用する
「する」にしています。
実際トラックバックも結構来ますね!
今回から追加したスパムの内容がわかる機能で、トラックバックスパムが意外に多いのがわかりました。
実は前バージョンまで「トラックバックスパム」はスパムデータベースに入れていませんでした。今回からトラックバックスパムの状況も入れるようにしました。
○トラックバック記事にも採用する場合、ついでにこちらのURLが含まれているか判断する(初期設定:「しない」)
これは「する」にしています。
トラックバックでこちらのURLがないのでは失礼です(笑)
<h2>投稿IPアドレスによる制御設定</h2>
前回バージョンまで大活躍だったIPアドレスの設定欄です。
ご覧のとおり、ガラガラになってしまいました。
もちろん、今回の機能追加もありますが、「SPAMブラックリスト」の「スパムちゃんぷるー」の効果も絶大です。ありがとうございます!!
私自信はAkismet入れてないんですよ。・・・一応、商用不可なので。
でも自身で「スパム」って付けたコメントも同様に処理してくれます。
エラーメッセージ等はいつもの通り・・・もう何もいうことはありません。
IPアドレスによるホワイトリスト設定欄です。
私はなにも設定していません。
ここは 投稿元IPアドレスがここに入っている場合、なにもチェックせずそのままコメントとして投稿するようにします。※コメント承認処理とは関係ありません。
<h2>メモ欄</h2>
今回の新規機能です。
私はNGワードリストを入れています。
使う日が来たらこれを入れるようにするためです。
今は様子見中です。
この下はスパムデータベースです。
<h2>スパムデータベース</h2>
スパムコメントの状況を把握するために作った機能です。
初めは「スパムの処理がイヤだからこのプラグインを入れるのに、こんな保存するとか・・・どうかしてるぜ!?」とか考えたりもしたんですが、「でも見たい!」ということで作りました。
私は スパムデータを保存し、30日分を表示しています。
とりあえずデータの削除はしていません。
そして、このデータを活かした機能も作ることが出来ました。
「一定時間内スパム認定機能
○分以内に○回スパムとなったら○分間、当該IPからのコメントはスパム扱いする設定
※一定時間以内にスパム投稿された回数を測定していますので「スパムコメント情報を保存する」機能がオフの場合は機能しません。」機能
です。
この機能はスパムデータが無いと機能しません。
コメント投稿出来ないからと言ってアレコレ試行錯誤して「こうやったら書き込めるんじゃないか・・・」といろいろスパム投稿を繰り返されたらたまったものではありません。
そこで、「一定時間内に繰り返しスパム投稿したらIPアドレスを元に設定時間分は自動的にスパム扱いする」ということが出来ます。
なかなか便利でしょ。スパマーの達成感はいらないのです(笑)
以上で、スパムコメント無視の設定は完了です。
そしてここからスパムデータベースです。※保存する 場合のみ表示
<h2>スパムデータベース</h2>
今回、最新投稿だけですが、どのような投稿がスパムとなったかわかるようにしました。
・・・というのも「投稿されたコメントがわからない」デメリットが・・・ということをどこかで目にしたためです。そっかー!わかったー!ということで付けました。
今後はユーザーインターフェースをわけてこのスパムデータベースを表示する方がいいかな・・・と今思っています。
上の画像のように ● にカーソルを当てると内容が見えます。
まかり間違って本来スパムで無い方がいい方の投稿の場合は確認出来て良かった・・・ということがあるかもしれません。そういった場合はスパム無視設定を甘くするとか注意文言を見直すとか対策が取れると思います。
最後、完全に蛇足ですが、このブログのスパム投稿30日間の推移です。
このプラグインでより多くの方が、スパム処理業務から解放されることがあれば大変喜ばしい次第です。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!