日経新聞5月10日
「新風シリコンバレー」より

アメリカカリフォルニア州エメリービルにある社員十二人のベンチャー企業、インダストリアス・キッドは5月中にも新しいインターネットサービスを始める。

それが子供用専用SNSだ。
対象となるのは8~14歳の子供たち。

SNSとは ソーシャルネットワーキングサイト(フルスペル : Social Networking Site) の略で
「参加者が互いに友人を紹介しあって、新たな友人関係を広げることを目的に開設されたコミュニティ型のWebサイト」(IT用語辞典e-wordsより)のこと。

最高経営責任者(CEO)のジャネット・シモンズ氏の同社設立のきっかけは6歳の長女の一言「ママ、私もSNSを使ってみたい」だった。

「ネットに流れた情報は一生この子に付きまとう。書き込んだ内容によっては進学や就職に悪影響を及ぼしかねない・・・」シモンズ氏は返答に困ったという。

現在、アメリカには人材採用の際、『素行調査』のため候補者がSNSに書き込んだ内容を確認する会社がある。ネットに流れた個人情報が原因とみられる誘拐事件も起きているなど、ネットに無防備な子供をどう守るかが社会的な関心事になりつつある。

シモンズ氏はまず自宅サーバ上に仮想のネットワーク環境を作り、長女にSNSを擬似体験させるといったことを試みた。
だが、「ネットで多くの人がつながる面白さや便利さも痛感している。」ため、ネットの醍醐味と安全性この二つを両立させるサービスを実現するSNSを立ち上げた。

シモンズ氏は多くの親や教師の意見も聞いた。
「子供のネットの使い方を理解する親は少なく、ネット教育に熱心な学校ばかりではなかった」

肝心のサイトの管理は厳重だ。
サービス加入の申し込みがあれば親にクレジットカードの提示を求め、電子メールのやり取りなどで身元を確認。
子供がどんな情報を公開しているのか親が把握し、情報を見られる人を親が限定する。

「まずは子供と親にネットのプラス面とマイナス面を伝えることが大事」、シモンズ氏は言う。

日本でのサイト運営も検討し、パートナー企業を探す。

子供向けSNS。着眼点がすごいですね。
見習いたいものです。

今後、日本でも 素行調査 のためSNSに書き込んだ内容を確認する会社が出てくるかもしれない。
子供向け、老人向け、主婦向けとかどうだろう。

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